石材店コラム

石材はどういうところに利用できる?墓石以外の利用場所例を解説!

石材は耐熱・耐火性に優れた素材であり、非常に頑丈でもあることから、主に建物に多く利用されています。建物と言えば木材やコンクリートなどが思い浮かぶ人も多いでしょうが、石材もいまだに多くの場所でその姿を見ることが可能です。石材はどういった場所によく利用されているのでしょうか。今回は、石材はどういったところに利用できるのか、そのメリットも交えながら解説していきます。

1.利用できる場所①:床材・壁材

最も利用されているのが、床材・壁材としての石材です。

とくにメリットが高いのは外壁を石貼りにすることです。なかでも天然石は耐久性・耐熱性に優れており、火や水に強い性質があります。また、「押す力」に強いという特質もあり、要は圧縮強度が強いということなのですが、外から圧力としてかかる力に対して非常に強い耐久性を発揮します。こうした耐久性の高さから、床材・壁材として使用されることが多いのです。

また、見た目的に非常に高級感があるというのも石材がよく利用される理由です。また表面が汚れにくく、劣化もしづらいため、フローリングや壁紙といった素材よりも長い間新築のような綺麗な状態を保持してくれますので、メンテナンスの手間も減ります。

そして、断熱性が高いので、とくに外から熱が入ってくる夏には外熱を遮蔽して快適な室温を維持してくれますし、冬には逆に室温が外に逃げにくくなります。

2.利用できる場所②:ダイニングテーブル

家庭内で利用できる場所として、次にあげられるのはダイニングテーブルです。

ダイニングテーブルは食事やちょっとした作業などで利用頻度の高い場所ですが、ダイニングテーブルの天板に石材を使用するメリットとしては、傷がつきにくく頑丈であることが挙げられます。ちょっとした傷やへこみがあると、とくに書き物をしているときに非常にやりづらくなってしまいますが、石材であれば傷がつきにくい上に表面が劣化しづらく、よく研磨されている石材の天板であればずっと綺麗な状態を長く保ってくれるでしょう。

また、お部屋に高級感が出ることも大きなメリット。天然大理石素材のテーブルはとくに重厚な雰囲気を出してくれますし、この雰囲気は人工大理石では再現ができないものです。部屋全体の空気感を大きく変えてくれる存在感も、石材の大きな魅力です。

3.利用できる場所③:浴室

浴室、とくにタイルとして石材を用いることは比較的多いでしょう。石材のタイルは硬く傷がつきにくいため、何かと劣化しやすいイメージのある浴室に用いても綺麗な光沢を保ってくれます。非常に高級感があり、ラグジュアリーなバスタイムを過ごしたい方には欠かせないと言っていいかもしれません。

とはいえ定期的なお手入れは非常に大事です。石材は劣化しにくいメリットがある一方で水に弱いという性質があり、とくに水を使用して汚れた場合、たとえば水垢などは放置してしまうと表面がすぐにくすんでしまいます。汚れは放置せず定期的に掃除をするようにしましょう。

御影石など吸水性が低い素材もありますが、基本的に水は劣化を速めると考えていいでしょう。浴室で石材を使う場合は、水汚れにはとくに警戒をしたほうがいいです。

4.利用できる場所④:庭・エクステリア

庭やエクステリアにも石材がよく利用されています。

庭には通行するために足場があるといいですが、この際に石畳を作っておけば、長い間状態が劣化しないので、便利に使えます。とくに踏む力に強いのが石材の特徴でもあるので、玄関の足場や、門までの通路代わりに石を配置したり、石畳にしたりといった工夫を行うのがおすすめです。

吸水性の高い石の場合は苔が生えるなど劣化が早まってしまいますし、すべりやすくもなりますので、吸水性の低い石を選ぶことが大切ですね。積石や砂利石を敷くのも、雰囲気のある庭になりますのでおすすめですよ。

また石垣や石壁といったエクステリア部分にも石材を用いるといいでしょう。石垣は昔から日本では一般的ですが、崩れにくく見た目的にも明確に主張してくれるので、建物の境界をきちんと保ってくれます。ガーデンテーブルに石材を使うのもおしゃれでいいかもしれません。

5.まとめ

以上、石材を利用できる場所について、その場所に石材を用いるメリットにフォーカスを当てながら一通り解説しました。石材は昔から用いられている素材で、頑丈さには定評がありますし、雰囲気作りにも一役買ってくれる、まさに一石二鳥の素材です。マイホームを検討されている方はぜひ存分に石材を用いてみてはいかがでしょうか。

また今回はよりリアリティを高めるために家庭内としましたが、公園や公共施設、ビルやマンションなど街を見渡せばいろいろな場所に石材が用いられているとわかるのではないでしょうか。街によってはアスファルトよりも石畳を多く敷いている場所もあるように、今も石材はさまざまなところで役立っているのです。

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